アウトプット大全を読んで

アウトプットは現実を変える

 こんにちは。りょうたろすです。

 今回は樺沢紫苑さん著の「アウトプット大全」を読んだので自分なりに軽くまとめていこうと思います。前回読んだ「インプット大全」の前作とも呼べるのですが完全に読む順番間違えましたね(笑)

さて、さっそく内容について行ってみましょう!

 

アウトプットとは「運動」である。

 よく身体が覚えてたとか数年ぶりに自転車乗ったけど全然乗れた!とか聞いたことありますよね。それらは運動神経を使った記憶で「運動性記憶」と呼ばれ、一度覚えるとほとんど忘れないと本書では語られています。

 筋肉を動かすと小脳を経て海馬を経由して大脳連合野に蓄積されるという流れなんですが小脳を経由すると経路が複雑になるため多くの神経細胞が働いて記憶に残りやすいというメカニズムだそうです。

具体的には声に出す、書いて覚えるが当てはまります。

 小学校での教科書の音読だったり漢字ドリルは結構意味があったんだなと今になっておもいます。当時はめんどくさいって思っていたんですけどね。(笑)

 

2週間に3回以上はアウトプットする

 人間の脳は重要な情報は長期記憶として残し、重要でない情報は忘れるように作られています。重要な情報は何度も使われる情報です。つまり、インプットしてもあまり使われていないとすぐに忘れてしまうということです。

 入力された情報は海馬で仮保存されるのですが保存期間は2~4週間ほどしかありません。ただ、仮保存中に何度も使われると重要な情報と扱われて側頭葉の長期記憶に移動していきます。レジに入ったお金を金庫の中に移動してくイメージです。

目安としては2週間に3回くらいはアウトプットすることで長期記憶に移りやすくなります。授業後の復習の重要性がわかると思います。

 

インプットも大事

 自己成長にはアウトプットだけでなくインプットも重要になってきます。

アウトプットするにはまずインプットをしなければならないからです。

インプットしたらアウトプット、アウトプットしたらインプットすると繰り返すことで自己成長につながっていきます。

 

黄金比率は3:7

 コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士は、小3~中2までの100人以上の子供たちに「紳士録」という人名年鑑にかかれた人物プロフィールを覚えて暗唱するよう指示しました。与えられた時間は9分間で「覚える時間(インプット)」と「練習する時間(アウトプット)」の割合はグループごとにことなる時間が指示されました。

 最も高い結果を出したのは約40%を「覚える時間」に費やしたグループで、年長の生徒になると「覚える時間」に約30%の時間を費やしたグループが高得点を取りました。

 アウトプット比率でいうと初心者は6割、熟練者は7割の時間にアウトプットを振り分けるのが効率的な勉強。学びの方法といえます。

 インプットの2倍近い時間をアウトプットに使うほうがいいと言うことですね。

 

フィードバックの重要性

インプットとアウトプットを行ったあと次のインプットに移る前にフィードバックが必要になってきます。アウトプットによって得られた結果を評価、考慮して次のインプットに修正を加える作業で、「見直し」「反省」「改善」「方向修正」「微調整」「原因究明」などです。

何か行動を起こして失敗したときはその原因、理由を考えて対策をする。うまくいったときは理由を考えてさらにうまくいくように工夫する。

フィードバックを行うことで行動は方向修正され必ず進歩、成長できると書かれています。

 

アウトプットのメリット

①記憶に残る

・入力された「忘れてしまうを情報」を「重要な情報」として長期記憶に移行して忘れないようにする

②行動が変わる

・アウトプットとは「話す」「書く」「行動する」で、すべて「運動」であり「行動」なのでアウトプットすることで行動がよりいい方向でレベルアップする

③現実が変わる

・行動が変わると周囲の人たちに様々な影響が現れ現実が変わる。仕事が効率的になったり、人間関係がよくなったり現実がポジティブな方向に動き出す。

④自己成長する

・インプット、アウトプット、フィードバックを繰り返すことで自己成長できる

⑤楽しい

・ここまでくると楽しくなるポジティブなアウトプットをすると人から評価され、信頼されるようになる。

⑥圧倒的な結果が出る

自己成長が進むと現実がいい方向に変化し職場での評価が上がっていく。

 

 

いかがだったでしょうか。本書の基本的な部分を簡潔にまとめみました。

基本的な部分でしかないのでもっとくわしく知りたい方は本書をぜひ手に取って読んでみていただけたらと思います。

 

本書を読んでからブログを書いてみようとというモチベと順番を考えてみようという気持ちがでてきたので読んでよかったです。

今後もさらに読み込んで日々の暮らしに活かしていこうと思っています。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。